未来へのバトン
昭和20年(1945)8月15日からまもなくして、満80年。
今、たくさんの自治体でも、周年に合わせてそれぞれに「戦争」と「平和」についての展示や催しが行われています。






日野市では毎夏、郷土資料館が戦争についての企画展が開催しており、その展示をご覧になった方々から新しい資料を提供を受けたり、お話を伺ったりと、回数を経るごとに充実した展示となっています。
今年の展示の一番の特徴は、次世代へ繋げる企画であることです。
一つは、1977年に滝合小学校、1981年に東光寺小学校の6年生が綴った「父母・祖父母が語る太平洋戦争(第二次世界大戦)」文集の展示。

コピーになりますが、全文を読むことができる配慮がされています。
会場は涼しいので、じっくりと時間をかけて読まれるいい機会です。
もう一つは、その文集を書いた小学生たちの子供世代にあたる現役中学生の取組の展示です。
中学生が学校を飛び出して、「仕事」を実際体験する「職業体験」というプログラムがあります。
その一環で、郷土資料館に働きにやってきたのが、日野市立三沢中学校の生徒さんたち。

美術部とイラストデザイン部のみなさんで、今回の展示内容を咀嚼した「作品」を制作、会場の展示と一緒に飾られています。
日野市は毎年8月は「平和月間」、他の公共施設、例えば中央図書館では利用者を「戦争特集の書籍」が迎えてくれています。
