終焉「平山季重まつり」

10月25日から日野市郷土資料館で令和7年度企画展「平山季重と西党 日野の武蔵武士の痕跡を求めて」が始まりました。
平山季重は日野市の平山を拠点として、鎌倉幕府に支えた武蔵武士の1人で、一ノ谷の戦いで活躍したことが吾妻鏡にも描かれています。
平山地区では、永く語り継がれてきた「英雄」です。
その功を讃えて、鎮守平山八幡神社には徳川家康より拝領されたという軍配団扇が伝えられています。
関東平野を見下ろす丘の上には「平山季重神社」も祀られています。
その「平山季重神社」が建て直され、新装した時と同じくして、地元の「英雄」平山季重を後世へ伝えていく気運が高まり「平山季重まつり」が開始されることになりました。
自治会や小学校も巻き込んで、子どもたちへはまつりの体験を通した地域教育の場にもなっていました。
それから、4半世紀、「平山季重まつり」の伝承に積極的だった立役者の皆さんが次第に少なくなってしまったこともあり、継承の難しさだけを残して、「ひのよさこい祭」と時期を同じくして、昨年での終焉となりました。





















