古くて新しい「どんど焼き」

1月11日から18日にかけて、日野の各所で「どんど焼き」が行われました。

古くて新しい「どんど焼き」
浅川水辺の学校主催 ふれあい橋下 富士山も見守っていました

古くて新しい「どんど焼き」
日野市郷土資料館主催

古くて新しい「どんど焼き」
日野宮

古くて新しい「どんど焼き」
滝合小学校

「どんど焼き」は正月飾りの門松や注連縄を持ち寄り、燃やす行事。
この火で書初めを燃やすと字が上手になるとか、燃やした火で餅を焼いて食べ健康を祈願したりします。
本来は「松が取れる」小正月の1月15日に行われることが多かったのですが、成人の日が移動してからは、15日を挟んだ前後の土日に催されています。
日野でも今年は14ヶ所で「どんど焼き」が行われました。
「東京のベッドタウン」でもあり、しかし、それまでの「長い間農村地帯」だった歴史をおった日野では、「どんど焼き」の形態にも影響が及んでいます。
宅地化が激しかった場所では、姿を消しそうになった「伝統行事の保存」が掲げられ、そうでない場所では風習を守った形が残されています。
規模の面から言えば「伝統行事の保存」の方が大きく、イベント感覚で人も多く集まって来ます。
その反対に、親から子へと地域の行事として受け継がれている「どんど焼き」は、一体感と和やかさが感じられ、小規模ながらもそれぞれ場所によって特徴があるのも興味深いところです。
でも、14ヶ所全部に共通しているのは、その中心となって「どんど焼き」の主役「賽の神」を組上げるのも、本番で活躍している方の多くが日野で生まれ育った方々だということです。

 
古くて新しい「どんど焼き」
平山どんど焼き保存会
古くて新しい「どんど焼き」
下田八幡大神社
古くて新しい「どんど焼き」
堀之内日枝神社