今年も日野用水に鮎の姿

3年前に鮎が姿を見せた日野用水。
今年も?、と、5月上旬の遡上の時期から、気にしている人たちは通りがかる折になにげに、はたまたわざわざ車を停めて、確認するのが習わしとなっています。

今年も日野用水に鮎の姿
大きさは12〜13センチ。今の時期にしては小ぶりです

今年も日野用水に鮎の姿
右手が日野第一小学校
今年も日野用水に鮎の姿
上流は昨年用水が開渠されましたが、鮎は見当たりません

10月になるころの「落ち鮎」の季節までの、合い言葉は「来てる?」。
昨年は、「いるのかもしれない」、程度で空振りに終わってしまい、「もう来年からは来ない」のではとの予想もささやかれていました。
そして今年も春が過ぎ、夏に入ってもなかなか姿を見せてくれなかったのですが、やっと8月も下旬になって、日野第一小学校の正門前のいつもの場所で、石についた苔を銀鱗を光らせながら食む姿が見られるようになりました。
日野用水は多摩川から取水され、その下流は多摩川と浅川とが合流する地点で再び多摩川へと注いでいます。
その流れは案外と複雑で、田んぼに水を引く時は増え、多摩川の増水時には水門が閉じられ減らされる、といった具合に一定ではありません。
鮎が街中にやって来るのはそういった、用水の流れにタイミングが合った時らしく、それは多摩川本流や浅川が増水した時とどうやら重なっているみたいです。