2009年、一回目のダイヤモンドはくっきりと
今年は正月から晴天が続き、この勢いで行けば・・・。
その期待通り、日野あたりでは今週にかけて文句なしの「ダイヤモンド富士」が望めました。
14日、高幡橋付近から 午後4時33分
13日、ふれあい橋から
正月気分も抜けた1月中旬とそろそろ新年のことを考え始める11月下旬、と冬至を挟んで2回訪れる富士山の頂上めがけて夕日が沈む「ダイヤモンド富士」。
これがなかなかのくせ者で。
昨年の秋のその日は曇り、その前、丁度一年前は、上空は晴れているのに肝心の富士山は雲に覆われ、その前年も雲に邪魔され、ここ何年か思う様にはお天道様はいってくれてはいませんでした。
東京、といっても都内でもなく、ビルが建ち並ぶでもなく、加えて丘陵の高台から、多摩川、浅川の河川敷から、と視界が遠くまで広がる日野。
冬になれば、快晴日、直線距離で60キロほどにある富士山は手に取るよう、いたる場所からその白く輝く姿を見せてくれています。
それは当然のごとく夕方もしかり。
ふれあい橋は絶好のポイント
数年前までは「ダイヤモンド富士」の時期でも、それを寒空で震えながら待つ酔狂な姿は見かけなかったのが、ここのところ、その時間帯には、ぞろぞろと。
浅川、多摩川の土手にはその瞬間を逃さまいとするカメラが並びます。
高幡橋付近、日没
天空から金星が寄り添います
散歩途中の人も何ごとかと立ち止まり、訳を訪ねて、そのまま見学の輪へと加わります。
特に高幡不動近くのふれあい橋や高幡橋付近はアクセスも良く、遮るものがなく見通せるために人気?のスポットとなっています。
高幡不動あたりでは13日には富士山頂上やや左肩あたりに沈んだ太陽は、14日にはほぼ真上、一日あたり、約0.3度ほど北へ向かって落ちる場所が移動していますので、2、3日中にはもう右の稜線へと沈むこととなります。
落日は夏至を境に北から南方面へと向かい、次回今秋、その時は富士山の頂上へと向かって行くこととなります。
計算によると、日野では11月の27日が「ダイヤモンド富士」登頂の日。
今から天気を気にしていても、鬼も気にもかけてはくれませんでしょうが。