新時代へ突入! 第16回ひのよさこい
昨年秋、イオン多摩平の森店に最後に建設された「よさこいデッキ」と北入口広場が完成。
工事のフェンスが外され、今年から文字通り、生まれ変わった多摩平のまちでの「ひのよさこい」が始まりました。
加えて、今年からは区画整理事業によって新しいまちが創られている、JR豊田駅をはさんだ南口にも2ヶ所の会場が新設され、「ひのよさこい」は、新しい展開と時代へ突入です。
オープニングセレモニーでは新しいマンションや地元の子どもたちが踊りを披露。
のんびりした雰囲気はここまでで、高まる気温とともに、いよいよよさこいもヒートアップしていきます。
日野市内はもとより、近隣から、遠くは静岡から駆けつけた出場チームは45チーム。
だっこされた赤ちゃんから、お年寄りまで、途切れなく続く熱演。
観客も大いに盛り上がりをみせました。
登場から1年となった、多摩地区最古のビールを復刻した「豊田ビール」のブースも登場。
危なく「追加が間に合わないかも」、になるほど、こちらもますますの「熱演」を見せました。
豊田南演舞場
イオンが開店して新しい賑わいを見せるJR豊田駅北口。
この北口に対して南口は只今、区画整理事業中で、言ってみれば現在は殺風景な光景が広がっています。
ですが、つい30年ほど前までは「とよだ」の由来となった美田が遠くに広がり、そこからの富によって明治時代、豊田駅が「誘致」されています。
今でも、「豊田」の中心は「南口」の気運があり、区画整理による新しいまちの誕生への期待も事業が進むにつれて高まっています。
そこで、将来を見据えて、今年からひのよさこいが南口にも凱旋となりました。
会場はいずれ駅前ロータリーとなる場所。
北口とは一変、踊り子と観客の距離がぐっと近く、地元商店などによる模擬店も大盛況、まるで別のよさこい大会かと思うほどでした。
豊田第1公園会場
豊田南演舞場からさらに南へ700mほど、すぐ先はもう浅川が流れている豊田第1公園会場。
ここも区画整理事業地の一画でいずれは公園として整備される予定の場所です。
公園も合わせ、整地され住宅が並ぶ周辺一体全てがかつては田んぼで覆われていました。
浅川をはさんで連なる丘は七生丘陵。
毎年地元自治体などが主催する、ここを会場とした花火大会が行なわれており、今年初めて、ひのよさこいとの競演が実現しました。
広い空と丘陵を背景にした緑の舞台。
夕暮れに向かって刻々と変わる光に照らされるよさこい踊り。
艶やかな衣装が引立ち、街中で踊ることが多い踊り子さんたちにも新鮮な感覚で好評だったとか。
こんなシチュエーションで踊れるは、もしかしたら日野らしい、日野でしかできないよさこいなのかもしれません。
フィナーレは夜空が舞台。
花火は規模は小さいものの、距離が近い分、迫力満点に最後まで「演舞」で観客を魅了しました。