寿徳寺

梅の里にある八角堂

多摩八十八か所霊場 第八十七番札所
多摩八十八か所霊場 第八十七番札所
名 称平水山寿徳寺
場 所日野市南平4-11-10
電 話042-591-0660
交 通京王線高幡不動駅、南平駅下車徒歩15分

真言宗智山派高幡山金剛寺末でした。

寿徳寺がある南平はもと武州多摩郡平村といい、昔、平家の一族が住み着いた土地だといいます。その一族が天文元年(1532)に発願して開いたのがこの寿徳寺であると伝えられています。

本尊大日如来坐像は宝永元年(1704)、六世清秀の代に、八間四面の本堂を建立した時、高幡山金剛寺十八世祐盛和上によって開眼供養されたものです。現在の相輪八角堂の夢殿を模した本堂は、旧伽藍が260年を経て老朽化したため、昭和44年(1969)に建立されたものです。本堂前南東の方角にある宝筐印塔は、日野市域浅川以南では高幡山金剛寺と寿徳寺のみで見られるものです。

平村(南平)は江戸時代、小梅の産地と知られていました。寿徳寺の山門への道は初春、梅の花に染まり、庫裡のかたわらに咲く梅の老木が参拝者を迎えてくれます。