善生寺
大仏さまのあるお寺
名 称 | 大久山善生寺 |
場 所 | 日野市東豊田2-26-3 |
電 話 | 042-581-2862 |
交 通 | 京王線南平駅下車徒歩15分 、JR中央線豊田駅下車徒歩15分 |
善生寺は日野市で唯一の法華宗のお寺です。正保2年(1645)、豊田村の領主であった旗本大久保勘三郎忠良が、前年22歳で亡くした息女善生院殿妙蓮の追福のために、大久保一族が信仰していた法華宗総本山本成寺(新潟県三条市)の末寺として開創しました。寺域690坪余は当地の有力者、山口氏が建立の際、寄進したものであるといわれています。
昭和35年(1950)までは茅葺き屋根だった本堂は文化7年(1810)に再建されたもので、銅板葺きになった現在でも内部の柱や梁はそのままに使われています。
善生寺の敷地内には明治12年(1879)から昭和17年(1942)まで現在の日野市立第二小学校の前身である豊田学校がありました。その記念碑が立てられています。記念碑そばには大黒天が祀られており、「子宝大黒天」と尊称されています。
この大仏は平成7年(1995)年、善生寺開創350年と釈迦生誕2560年を記念して建立されました。青銅製で、仏身4.85m、重さは約8トン、善生寺裏の高台からかっての大久保氏の知行地を見守っています。
大仏の基壇は釈迦堂になっており、明治年間廃堂となった豊田薬師堂本尊であった薬師仏と十二神将が安置されています。