日野新選組活楽雰囲気編

 5月11日、土方歳三の命日に合わせて、ひの新選組まつりも5月に行われるようになりました。


新選組まつり 規模も年ごとに大きくなってきました。今年のひの新選組まつりは昨年のNHK大河ドラマ「新選組!」で土方歳三を演じた山本耕史氏をゲストに迎え、例年以上の盛り上がりをみせました。
 
 本音をいいますと新選組、土方歳三について、は多くの本が出されていますし、ファンの方々は非常に勉強熱心ですので、うかつなことは言えない、少しでも間違うと恐ろしい。史蹟についても、このホームページで詳しく紹介しているのでそちらをご覧ください。と、逃げ、ここでは、あまり紹介されない周辺の話にしときます。
 当時の日野宿の中心は、甲州街道も日野坂以外は当時のまま、ほとんど道が変わっていませんから、想像力を高めながら歩くと結構楽しめます。
新選組まつり 例えば、歳三も渡ったであろう、多摩川の日野の渡し跡も万願寺の渡し跡も残っています。
 井上源三郎資料館のある北原地区。車道から一歩道を入れば、屋敷に祀られているお稲荷さまの赤い鳥居がちらちら見えたりして、その傍らには、小道の横に小さな用水が流れていたりして、ちょっとしたタイムスリップ、小さな旅です。
 日野ケーブルテレビ前から、日野一小へ向う道は今の川崎街道ができる前の高幡道、用水を渡って、左へ、この用水は日野用水。江戸以前から、日野宿ができる前からズーットここを流れているものですから、当然、歳三もこの用水沿いの道を歩いているはずです。
 歳三の姉が嫁いだ佐藤家-日野宿本陣-の裏口も当時はこの用水に沿ってあった、と言いますから歳三はこの道側から出入りしていたかもしれません。そのまま用水にそって進めば歳三の家があった石田村へと続きます。たどってみるのも一興かもしれません。
 新選組に興味がある方は日野宿本陣前の日野図書館へ。新選組関係図書のコレクションが充実しており、わざわざこれを目当てに遠方から訪れるファンもいると言います。
 そう、図書館と言えば、日野の図書館は図書館関係者ではその名を知らないものはない「市民の図書館」として日本の図書館界を大きく変えていった図書館です。30数年前、その創設に尽力を惜しまなかった故有山市長は歳三と同じ血を引く、姉「のぶ」のひ孫にあたります。