桜待つ間

今年の桜、開花したまでは順調でしたが、それから先、お天気がどうも芳しくなく、日に日に花が増えて行くという訳ではなく、足踏み状態です。

桜待つ間
東光緑地

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東光緑地はカタクリの群生地
桜待つ間
カタクリ
桜待つ間
ニリンソウも咲き出しました

きっと、晴れが2、3日この先続くと、爆発満開になる気がします。
JR日野駅から歩いて15分ほどの東光寺緑地。
だいだい3月の最終週になると、カタクリが咲き始めることになっているので、寄ってみたところ、こう言ってはなんですが、予定通りに紫色の花が緑地に目立っていました。
この緑地は、日野の地形の特色でもある、台地斜面の雑木林を保護しているもの。
カタクリの群生地は、しっかりと囲いがされ立入りは出来ないのですが、年々、数と勢いを増しているカタクリはその囲いの外にも根付き、より春を身近に感じさせてくれるようになっています。
近年、この斜面緑地と一体となっていた台地上に広がっていた畑地は、時勢には逆らえず、区画整理が行われ、住宅が多く建設されています。
台地下、一面の田んぼだったところはとうに、住宅地となっていました。
台地と低地の境に続く斜面地も、地形的に開発が難しいとはいっても、現代の土木技術をもってすれば、宅地になり、マンションなり、お手の物、何しろ、駅からも近い場所です。
そうはならなかったのは、早くから、「緑と清流のまち日野」をキャッチフレーズに自然と市民生活の調和を大切にしたまちづくりが進められてきた日野市だから。
ここのカタクリはその象徴でもあるのです。