まちを歩けば写真に出会える

日野駅周辺ではすっかりと、おなじみとなっている『まちかど写真館inひの』。
昨年は甲州街道の宿場町「日野宿」を中心に50年ほど前の写真を撮られた場所に展示。
さらには、八坂神社の祭礼では、お神輿の127年ぶりの総修理の祝賀の意味を込めて、明治時代からの祭の写真を玉垣に展示。

まちを歩けば写真に出会える
自然体験広場前交差点(日野桑園跡地)

まちを歩けば写真に出会える
日野駅西日野用水
まちを歩けば写真に出会える
日野保育園
まちを歩けば写真に出会える
四ツ谷地蔵堂

そして、今年には、暗渠化されていた日野用水が目出たく、親水の場として復活、開渠されたのを記念して、『まちかど写真館inひの-日野用水編』を開催、それが今なお展示中であるにもかかわらず、8月2日からは、日野駅を中心にした甲州街道北側の地域、北原と四ツ谷地区を展示場にした『まちかど写真館inひの 北原・四ツ谷』が始まりました。
北原と四ツ谷は江戸初期、甲州街道が制定される前から、人が住んでいた所。
街道の制定は、今でいうところの新道ができて、そちらに繁栄の場ができるようなものだったらしく、例えば写真が展示されている日野宮神社などは、武蔵七党の西党を祖にする日奉氏の子孫が創建したともいわれているおり、これは江戸よりはるか以前のお話です。
ほんの30年ほど前までは、現在では想像もつかない田んぼが広がっていた風景も、思えば、延々と受け継がれてきた姿であって、ですから50年前の写真であっても、100年前とはそうは変わらない光景であったことは想いがつきます。
むしろ、現在の光景は歴史の中では、特異なものなのかもしれません。
そんなことを思いながら、ぶらぶらとゆっくりでも1時間半写真と出会いながらのまち歩きは四次元旅行。
一周すれば、街が違って見えてきます。