7月6日 より発売開始 第四回 ひの薪能

ひの薪能
今年で4回目、恒例となった「ひの薪能」が開催されます。
かがり火に照らし出された舞台に拡げられる幽玄の世界。
いつもにぎやかな日野中央公園が薪能の神秘な世界に変わります。

演目は狂言「千鳥」と能「船弁慶」です。
ひの薪能に合わせて8月には
子ども講座「Kid's能体験!」も開催。
めったに体験できない能の世界。
ふるってご参加下さい。

千鳥■ちどり

主人に酒買いにやらされた太郎冠者、勘定がたまっているので簡単に酒をくれないだろうと、酒屋のあるじの話好きに取り入って酒樽を千鳥に見立てて「チリチリヤチリチリ」と千鳥を伏せる真似、津島祭の山鉾を引き回す真似、流鏑馬で馬に乗るまねをしながら酒樽を奪って逃げるのを、あるじが追い込みます。酒樽をいろいろに見立てる面白さ。

船弁慶■ふなべんけい (切能)

源義経は平家を討滅した功があったが、讒言する者があって兄頼朝と不和になり、一先ず都落ちし西国へ行こうと、弁慶以下を従えて大物の浦へ着いた。弁慶は、この一行の中に静御前がいることは何となく似合わぬと義経を諌め、静を都に返すことになった。静も義経の心情を察し名残惜しくも別れの酒宴の舞を舞い、義経が再び世に出ることを願い義経の船出を見送った。かくて義経の乗る船は沖合遠くへ漕ぎ出すと、俄かに波風が荒くなって平家一門の亡霊が海上に現れ、中にも平知盛は義経を海中へ引き入れようと、長刀を持ち、波を蹴立てて迫ってきた。義経も刀を抜いて戦ったが、打物ではかなわぬと弁慶は五大尊を祈ると悪霊は祈りのけられ、引き汐に揺られ流れて、消え失せる。

第4回 ひの薪能
期日 平成19年9月29日(土)
時間 午後5時開場
午後6時開演
会場 日野中央公園
雨天時は日野市民会館大ホール
公演内容 演目
大蔵流 狂言 「千鳥」
シテ山本則俊
宝生流 能 「船弁慶」
前シテ 小倉伸二郎 後シテ 高橋亘
入場料 前売 大人 2.000円  中学生以下1.000円
当日 大人2.500円  中学生以下1.000円
前売チケット販売場所
日野市教育委員会文化スポーツ課 042-585-1111
日野市民会館 042-585-2011
七生公会堂 042-593-2911

中央図書館 042-586-0584
多摩平図書館 042-583-2561
中央公民館 042-581-7580
チケットぴあ 0570-02-9999
[Pコード 378-372]で発売
問合せ 日野市教育部文化スポーツ課
TEL: 042-585-1111(代)
主催 日野市・日野市教育委員会・日野市市民会館文化事業協会

多摩・島しょ子ども体験塾「Kid's能体験!」

 能の型、囃子の実技体験、装束の着付け手伝い体験、紙芝居と実技によって能「土蜘」を鑑賞します。ひの薪能では連吟(子ども)プレ発表をします。

「Kid's能体験!」
期日 平成19年8月18日(土)
時間 午後1時から午後3時
会場 日野市民会館小ホール
講師 宝生流 高橋亘ほか若手能楽師のみなさん
対象者 市内小・中学生
事前申込みが必要です
問合せ
申込み
日野市教育部文化スポーツ課
TEL: 042-585-1111(代)