鮎が上ってきた?
陽気もうららか、ちょっと暑い日も突然のようにやってくるこのごろです。
川べりでのんびりするのに丁度いいあんばいです。
いつもなら、もう、湿度が原因で富士山も見かけなくなる時期なのですが、天気予報も「乾燥にご注意、でも洗濯日和」と話しているぐらい、雪をかぶった富士山も連日顔を出していました。
浅川を橋の上から覗いてみると、時折、浅瀬でキラリッとするものが。寒い間は見かけない小魚たちもやって来ています。
そこで、シーズン到来とばかりに、ひと竿出してみました。
日野で合流している多摩川と浅川。
コイ、フナ、ウグイ(ハヤ)、オイカワ、カワムツ、アブラバヤ、モッコ、釣り糸を垂れるとだいたいこのあたりのメンバーが掛かります。
浅川は、浅瀬が多いこともあり、ウグイ、オイカワが中心。
下水道が整備されてから格段にきれいになったせいか数も増えています。
子どもでも簡単にできるあんま釣りでも、結構サクサク釣れてしまいます。
1時間半ばかりの釣果は、オイカワが10数匹、ウグイが1匹。のはずだったのですが、そのウグイ、先入観とは恐ろしいもので、じっくり見てみるとその正体は鮎の稚魚。
東京湾から遡上してきたものか、どこか下流で放流されたものかは判りません。
日野の川では江戸時代には、献上鮎を獲り、戦前までは鮎を目当てに都心からの遊楽客がやって来ていたといいます。
そこまではいかなくても、川面を覗いて、この中にぐんぐん上流を目指している鮎もいるかと思うと少し楽しくなってしまいます。