ほのぼのイルミネーションと荘厳ライトアップ
街角のあちらこちらで家をイルミネーションで飾り付けているのも見かけます。
お隣の街、立川の昭和記念公園ではWinter Vista Illumination、多摩市では多摩センターイルミネーション2007が大規模に開催されています。
その二つの街の間に挟まれた日野でも、日野らしい光の演出が始まりました。
一つは市役所前市民プラザで6日から始まったイルミネーション。
50m四方の広場には市民のみなさんや市内の大学、企業の方々による創作イルミネーションが飾られ、ライトをまとったケヤキの根元には幼児たちが作ったペットボトルライトが光るほのぼのした演出です。
昨年から始まったこのイルミネーション、正直なところ昨年は何時行っても人影もなく、目立つのは隣にある市役所で夜なべで働く窓明かり、といった状態でした。
今年は比べる必要もないほどパワーアップ、15日、22日土曜日には演奏会なども開催される予定です。
会場の周辺は住宅地、もちろんネオンなどなく、あたりにはこれといったまとまった光もありません。
イルミネーションから一歩出て、空を見上げれば、冬の夜空の星も輝いています。
高台にある市民プラザから少し歩けば、都心方面、東京タワーも望める場所からはビックスケールの夜景も。
そして、もう一ヶ所は都内で唯一残る「日野宿本陣」。
12月8日から週末、土、日曜日と24日の祝日の夜、ライトアップされています。
日暮れが早いこの時期、帰りがけの見学者の方も、思わず改めて光に照らされた荘厳な建物を見直して記念写真に収まっています。
足下を照らす灯ろうに誘われて敷地に入れば、新たな発見も。
北向きに建つ日野宿本陣。
昼間は逆光になってはっきりとは見えない部分も照らし出されているのです。
正面式台の上に彫刻されている、名主佐藤家の家紋、『源氏車』も光に浮かび上がっています。