オランウータン空を行く

日野の多摩動物公園に「スカイウォーク」が完成しました。


 近頃、千葉市立動物公園のレッッサーパンダの風太君が世間を席巻し、北海道は旭山動物園が大人気とテレビは伝えています。
 でも、「多摩動物園こそ日本一」と地元民は内心密かに思っていたところ、某週刊誌のアンケートによると、施設の充実度、広さ、楽しみやすさを考慮して、堂々と多摩動物園が日本一の座を射止めたとのこと。やっぱり。
スカイウォーク
 その動物園に登場したのが、オランウータン園に新設された「スカイウォーク」です。
 オランウータンの住む動物舎ゾーンと飛地ゾーンの間は合計9基のタワーとタワー間を結ぶワイヤーでつながれ、 その距離は、150m。世界最大級です。地上からワイヤーまでの高さ 約12〜15m、オランウータンが空中散歩する姿を真下から見学出来るようになっています。
スカイウォーク
 4月28日にオープンしたのですが、人の思いは森の人オランウータンにはなかなか伝わらず、この6月2日にやっと空中散歩に成功。新聞にも掲載されたので、御存じの方も多いはずです。
スカイウォーク 渡ったオランウータンは「ジプシー」・「チャッピー」・「ポピー」の3頭。「おばあさん」・「娘」・「娘の男の子」の家族でした。
スカイウォーク それからはすっかり、生活の一部となったようで、毎日のように空中散歩を楽しんでいるようです。一説には「飛び地ゾーンが気に入っているからじゃないかな」という意見もありますが、やれやれです。

スカイウォーク 空中散歩は「開園後、1時間くらいからと閉園前、1時間くらいから」、が有力な情報ですが、何せ、相手のあることなので、はっきりしたことは言えません。
 空中散歩を見のがしても、やんちゃな「ポピー」が飛び地ゾーンで木登りをしたり、穴掘りをしたり、それを母親「チャッピー」が見てないようでちゃんと様子を伺っていたり、「ジプシー」が気持ちよさそうに昼寝をしていたりと,人の家族を見るようで、飽きることはありません。スカイウォーク

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