台風一過、雨のち鮎

2週連続で台風がやって来て、大雨を降らしました。
日野を流れる多摩川も浅川も増水。
でも、同じ川といっても長さと水源が違うと増水の仕方も、当然変ってきます。

天気と鮎
用水路で見かけた鮎

天気と鮎
こちらは常連のオイカワ
天気と鮎
こんな所にも鮎はいます
天気と鮎
浅川で釣られた鮎

今回、多摩川上流には特に多く雨が降ったことから、いつまでも濁り水が流れています。
それに対して浅川流域は、ほとんどが市街地化されていることもあって、一気に増水するのと同じく水が引くのも早く、2、3日もすると目に見えてきれいになります。
増水でごみや川底が洗われたこともあり、いつもよりもいっそう澄んだ川となります。
両方の川からそれぞれ取り入れをして、市内を縦横に流れている用水路もしかり。
まち中でも用水路を覗けば、「まだ多摩川は濁っているんだ」、「浅川の水は落ち着いた」との判断することができます。
そこに、単にきれいとか濁っているとかではなく、別の物を探す人も。
川が増水をする。
すると川で生活している魚たちは避難する。
どこへ?
もうすぐ落ち鮎の季節、多摩川が濁り続けると、清流の魚、鮎は濁りのない所へ落ち着き場所を求めて移動します。
で見つけるのが、一足早くきれいになる浅川とそこにつながる用水路。
用水路の川底に転がっている石の表面が、磨かれたように見えたら鮎がいる証拠。
それを手がかりに、鮎の姿を探しているのです。
今年は例年よりもたくさん鮎が用水にも入って来ている様子。
となると想像できるのは浅川には、もっとということ。
実際、橋の上から覗くと、群れをなしてい泳いでいるのが見られます。
地方から勇んで東京へやって来た若者が、「自分のまちよりずっと田舎」と称する日野。
都会田舎、「とかいなか」の面目躍如たる風景です。