日野駅開業130年記念絵葉書もうすぐ完成

JR山手線原宿駅が改築されるということで、大正生まれ、街の顔だった駅舎が取り壊されました。
JR中央線の高尾駅北口駅舎は多摩陵参拝のために昭和2年(1927)に整備された、皇室にもゆかりある趣ある建物。
でも、再開発によりいずれは、別の場所に移築される計画になっています。
高架化によって姿を消していた国立駅は、今春、街のシンボルだった三角屋根の駅舎が駅前に復元され、「国立らしさ」が戻ってきました。

日野駅開業130年記念絵葉書もうすぐ完成
ケースカバーは、絵本「ひのっ子日野宿発見」に描かれた「日野駅」です
そして、日野駅です。
日野駅は、明治23年(1890)1月6日に当時の甲武鉄道の駅として開業、今年で130年になりました。
現在の駅舎は昭和12年(1937)年に移設新造されたもので、日野周辺の農家を模したという駅舎は農村だった日野を彷彿とさせ、歴史を伝え続けながら、83年間現役、変わらずに乗客を迎えています。
130年を記念して、1月6日の開業日に合わせて、日野宿発見隊による写真展は開催されたものの、その後、講演会やまち歩き、記念絵葉書の制作なども計画されていましたが、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響を受け、早、130年記念の年も終わろうとしています。
それでも、出来ることはということで、念願だった「日野駅開業130年記念絵葉書」がもうすぐ完成します。
日野宿発見隊は、日野駅がある甲州街道日野宿を「楽しんでしまう」市民団体。
これまでも、まちの人々から古い写真を集めて、写真集やアーカイブスを作ったり、日野宿の絵本や昔話し集を発刊しています。
そこに集まった写真の中から、明治後期から大正、昭和にかけての日野駅とその周辺で撮影された写真12葉を選んだ、「日野駅開業130年記念絵葉書」。
一枚一枚に解説も付けられています。
その中には、佐藤彦五郎新選組資料館が所蔵している「明治後期に多摩川を渡る貨物列車」など初公開の写真も含まれています。
※佐藤彦五郎新選組資料館ツイッターでは、所蔵する明治期の写真を紹介しています。

日野駅開業130年記念絵葉書

内 容 明治後期、大正、昭和にかけての日野駅とその周辺で撮影された写真絵葉書12枚、カードケース入り
価 格 1000円
入手方法 詳細は日野宿発見隊HPをご覧ください
発 行 日野宿発見隊
日野宿発見隊HP
問合せ 日野宿発見隊事務局
日野図書館内 日野市日野本町7-5−14、TEL042-584-0467

日野駅開業130年記念絵葉書もうすぐ完成