徳善院

阿弥陀如来、大日如来はじめ多くの諸仏が安置されています

名 称胎白山徳善院
場 所日野市平山5-1-5
電 話042-591-6007
交 通京王線平山城址公園駅下車徒歩10分

徳善院は真言宗智山派、高幡山金剛寺末。本尊は大日如来ですが、阿弥陀如来も安置されています。それはこの寺のたどってきた歴史によるところです。

寺に伝わる「真言宗徳善院御縁起」によると、開基は、寛永元年(1624)享秀が巡錫して修験者道場として開山しました。当時は武士を始め民間にも念仏宗門が盛んであったため、享秀も阿弥陀堂を建立しました。

寛文元年(1661)になると良慶という修験者が来て、この寺は念仏宗門にあらずということで、真言密教寺院に改宗し、大日堂を建立して大日如来を安置しました。この時、旧来の阿弥陀如来もあわせて供養して、祈祷会を始めたといいいます。

その後盛衰をたどり、文改元年(1818)、無本寺になっていた徳善院を京都智山派に属せしめ、高幡金剛寺を本寺としてその末寺となりました。

北野街道の改修の際、境内が二分され墓地は街道の北側になってしまいました。平成16年、客殿が新装され新たな姿になりました。