井上源三郎資料館

新選組六番隊隊長、井上源三郎の生家に平成16年1月、たくさんの資料が発見された土蔵を改装した「井上源三郎資料館」がオープンしました。

井上源三郎資料館
井上源三郎資料館
所在地日野市日野本町4丁目11-12
電 話042-581-3957
開館日第1・第3日曜日(平日は応相談)
開館時間12:00~16:00
公式サイトgenzaburou.com/
交 通JR日野駅から徒歩5分
日野宿本陣から徒歩6分

八王子千人同心を代々務めた井上家。佐藤彦五郎に天然理心流を紹介したのは井上源三郎の兄・井上松五郎と考えられています。

松五郎は家を継いで八王子千人同心となって多くの記録を残し、源三郎は新選組六番隊隊長として活躍しました。

その生家に平成16年1月、たくさんの資料が発見された土蔵を改装した資料館がオープン。松五郎の「文久三年御上洛御供旅記録」、歳三書状、源三郎書状、八王子千人同心資料、近藤勇が松五郎に贈った名刀「大和守源秀国」などの資料が展示されています。

井上源三郎資料館内
井上源三郎資料館内

「文久三年御上洛御供旅記録」

井上源三郎の兄松五郎は千人同心として将軍の上洛に伴って京都へ行きました。松五郎は帰宅するまでの間の出来事や旅の途中で出会ったことを「旅記録」として残しています。

日記には230年ぶりの将軍の上洛を日野宿の人たちが東海道の藤沢まで見学に来ていたことや、京都では会津藩の侍たちが刀を抜いて警戒していること、仕事の合間をみて土方歳三、近藤勇、弟の源三郎に会ったことなどが書かれています。

日野に着いた松五郎を親類近所の人たちがみんなで迎えてくれた様子で日記は終わっています。

文久三年御上洛御供旅記録
文久三年御上洛御供旅記録

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