さよならライオンバス〜多摩動物公園の名物が春から運行休止〜
運行開始当時のライオンバス
今も使われている発着場は何故かアラビア風
現在の5代目ライオンバス、CNG(圧縮天然ガス)車両
多摩動物公園と言えば、ライオンバス。
昭和33年(1958)に開園した当時の多摩動物公園現在のアジア、オセアニア園の部分。
昭和39年に完成したアフリカ園と合わせ、ライオンバスの運行が始まりました。
この年に東京オリンピックが開かれ、東海道新幹線が開通し、京王線動物園線が開通、多摩動物公園駅も開業しています。
ライオンバスは世界的にも画期的なバスで、その後のサファリパークの先駆けとなりました。
1ヘクタールあまりのライオン園には、20頭あまりのライオンたちが思い思いに過ごし、その様子をバスの中から間近で見学。
窓のすぐ外に付けられた馬肉をガブリ、大きな口が迫ってくる迫力は、思わず後へそりかえってしまうほど。
親子2代はもちろん、3代にわたって楽しまれた方も多いと思います。
このライオンバスが発着場の耐震化工事のため、2016年、来年の春から運行が休止となることになりました。
工事が始まるとライオンの展示も休止となる予定になっています。
ライオンバス休止期間およびライオンの展示休止時期については未定です。
夏休み中はもちらん、これから約半年がライオンバス「当分最後」の乗り納め。
「さよならイベント」の第1弾として、サマーナイト@TamaZoo(夜間の開館延長イベント)期間中は、通常16時までのライオンバスが18時まで運行延長。
ライオン飼育経験者がライオンについて座談会方式で語るイベントや、ライオンバスの歴史パネル展示なども行われています。
さよならイベント
(1)ライオンバストワイライト運行
2015年8月の土日および8月13日(木)、14日(金)のサマーナイト@TamaZoo 2015期間中は、ライオンバスを18時まで運行します(最終発券17時55分)。
(2)ライオン飼育経験者座談会
当園のライオン飼育経験者が、ライオンについて座談会方式で語ります。
日時 2015年8月29日(土) 16時~17時
場所 ウォッチングセンター 動物ホール
(3)ライオンバス特別ガイド
始発、2台目のバスに職員が同乗して、ライオンについてのガイドを実施します。
日時 2015年9月19日(土)、9月20日(日)
場所 アフリカ園 ライオンバス
(4)ライオンバスの歴史パネル展示
今年で51年目を迎えたライオンバスの歴史をパネル展示で振り返ります。
日時 2015年9月17日(木)〜9月23日(水・祝) 9時30分~16時30分
場所 ウォッチングセンター エントランスホール