暖かくなって日野宿はひな祭り
2月23日から始まった日野宿でのひな祭り。
流し雛です。誰もが足を止めます
そのとたん、先週まで、雪がちらついていたのが嘘のように、ぐんぐんと気温が上がり、その陽気に誘われるようにして、「お雛さまを愛でる会」が行われている日野宿本陣にはお客様がみえています。
昨年まで初回から3年間続けて、協力してくださり、この「お雛さまを愛でる会」を盛り上げてくださっていた立川市富士見町の「吊るし雛」のみなさんが、今年は展示されておらず、少し残念。
大きくて広い本陣の建物ですから、吊るし雛数の多さが、艶やかさを添えていてくれていました。
展示されているお雛さまは、日野市でギャラリー花衣を開かれている枝川寿子氏(室礼三千専任講師)所有の明治から大正、そして昭和にかけての古いお雛さまたちや日野市で活動中の「布遊びひろの会」の皆様の創作雛。
毎年これらが、本陣の建物と相まって素敵な空間を作り上げてくれています。
日野の人形店鈴藤さんの提供です
さらに、日野宿本陣から甲州街道を挟んではす向かいの日野宿交流館にもお雛さまが展示されています。
普段から子どもたちが多く利用している駄菓子屋「としちゃんち」の隣に可愛らしく飾り付けられています。
荘厳な、といった言葉とは無縁、子どもたちの声を聞きながら過ごしているお雛さまたちの表情は、何故か穏やかに見えてくるのは不思議です。
ここのスペースは、誰でも利用できる休息所も兼ねていて、飲食も可能です。
大正のお雛さまも飾られています
ちょっと耳障りな時もありますが、子どもたちが居る風景の中のお雛さまを見ながら休憩するのもいいものです。
3月7日(日)は日野宿のひな祭りの最終日。
日野宿交流館では「ワンデーショップ&カフェ」が開催され、かわいい手作りの布小物や絵手紙、そして名物「日野宿おでん」も味わえるとのこと。
子どもたちにも、普段は体験できないひな祭りが体験できる一日となりそうです。
日野宿交流館では駄菓子屋「としちゃんち」の隣に飾られています