あの夏から秋、そして冬
2009年の出来事で、一番を上げれば「多摩テック」の閉園です。
多摩テックを囲む雑木林もすっかり葉を落としました
年内には、敷地をぐるっと高い塀が作られ、もう中の様子を伺い知ることも出来なくなってしまいました。
10月10日 まずゴンドラがはずされ・・
10月12日 骨組だけになり・・・
2月、突然の「多摩テック9月いっぱいで閉園」のニュース。
それまでも、入場者数が最盛期に比べて随分と減っている、後発のテーマパーク系のアミューズメント施設へお客が行ってしまった、などなど、その真偽はともかく話しはされていました。
そして、皮肉なことに、「アクセスの良さ」も。
まだまだ、車がどこの家にあるわけでもなく、これから期待されるモータリゼーションを鼓舞するために、48年前にHONDAによって開設された多摩テック。
車社会の熟成とともに、遠出をしてまで楽しむ場所から、ちょっと行くには中途半端な距離、になっていました。
9月30日の閉園後、すぐに園内の施設の撤去や解体が始まりました。
人気だった「アクロエックス」は、茂木ツインリンクスで再登場するとのこと、他の乗物たちも、次の場所が見つけられれば、活躍できるとのことです。
閉園から一週間後に始まった観覧車の解体。
年内にはすっかり姿を消してしまいました。
元はこの観覧車も、「どこかのエキスポ」で使用されていたものが、多摩の丘にやって来たものだとのこと。
また、どこかで、もしかしたら、どこか外国で笑顔を乗せて回り続けてくれるのかも、しれません。
11月9日 バランスを取りながら部材がはずされ・・・
12月2日 支柱だけに・・・
11月23日 言われれば観覧車の姿に・・・