収穫の秋
10月ももう半ば、ブルーベリー、ぶどう、梨と続いた日野産のくだものも、梨は「新高」が終わりに近づき、りんご狩りがこれから最盛期の時期になります。
百草の石坂ファームハウスでも春から始まった「米作り体験講座」のひとつの区切り、稲刈りが、10月11日に行われました。
集まった家族の半数は都内からの参加者です。
遠くは葛飾区や品川区からも「米作り」に百草の里山まで通っているとのこと。
あいにくの雨の中、鎌の使い方を教わり、ザクザクと稲穂の重さを感じながらの稲刈りです。
両手で抱え、今度ははざへ運びます。
これから天日で乾燥させられ、味を引き締められるお米は年明け、餅つきの体験の日、おいしくいただくのだそうです。
茎がだけが並んで残った田んぼ。
それまで、稲の間に隠れていたたくさんのバッタやカエルが行き場所をなくしてウロウロしています。
それを捕まえようと子どもたちもウロウロ。
「とったよー」、「このバッタなんていうの?」、これも普段は出来ない体験です。
稲刈りの後はここの田んぼで穫れたお米で作った赤飯で腹ごしらえです。
混ぜられているささげ(大角豆)も上にかかった胡麻ももちろん日野産。
このあたりでは「赤飯の上に南天の枝を載せて配る」のがしきたりであることも紹介されていました。
体験と言えば、堀之内地区で昨年の秋から始まった「農業体験園」でも収穫の季節を迎えています。
農家の指導を受けながら野菜栽培を体験するこの取り組み。
畑には見事に育った野菜と満足そうな顔が並んでいました。
でも、人気のため、この先の募集予定はないそうです。残念ながら。