ラン♪ラン♪ラン♪ ドッグラン! ラン♪
日野市周辺では、初めてという市営「ドッグ・ラン」が開設されました。そこで、見学に行ってきました。
オープンは10月1日、場所は浅川沿い、市民プール隣にある駒形公園です。
「ドッグ・ラン」とはフェンスで区切った内側に限り、犬を放して走らせたり遊ばせたりする事ができる場所のこと。
犬が番犬として飼われ、散歩は夜になると「自由にさせていた」なんて、今から考えると想像もつかない「乱暴?」な時代には考えもつかなかった施設です。
いました、いました。
大型犬と小型犬用に分かれたフィールドには、犬たちが元気に走り回ったり、追い駆けっこをしたり。そして、飼い主さんたちはそんな姿を見てニコニコしながら見守っています。
この「ドッグラン」は、単に、犬を自由に遊ばせるための施設ではなく、犬と犬、犬と人、そして飼い主、つまりは人と人との交流を通して、ルールとマナーをお互いに楽しく学び、人も犬も暮らしやすい環境作りの拠点として建設されたのだそうです。ですから、利用にあたっては使用規則もありますし、しつけ教室も行われる予定もあるとのこと。
ここの近所に住み、開設以来、皆勤に近いダルメシアンの「アンちゃん」の飼い主(お母さん?)にお話を伺ってみたところ、「アンちゃんはここで遊ぶようになって、良く眠るようになった。そのせいか機嫌がいい」、と健康にもプラス面があるよう。
「ドッグラン」運営スタッフは、ボランティアの方々が中心になっているとのこと。犬大好きなのはもちろん、犬のしつけなどにも詳しい方もおられ、立ち話ついでに相談にものってくれます。
「ドッグラン」デビューの犬や飼い主には、スタッフが施設の利用方法や他の犬との遊ばせ方について親切にアドバイスをしてくれるのでこれも安心です。
車でやって来たトイ・プードルのお母さんは「昭和記念公園にあるドッグランだと駐車料金と入場料がかかるけど、ここは無料だし、周りの環境も抜群!」と、お褒めの言葉。
そうです、「ドッグラン」がある所は浅川沿い、そのためか空を遮るものもなく爽快そのもの。
後ろの土手に上がれば、浅川。土手には川に降りられる階段が付いていて、夏には水遊びをさせるには丁度いいし、空気が澄むこれからはその流れの上流をたどれば、富士山が望める絶好の場所。
「ドッグラン」ついでに、ちょっと、いい散歩もできるのです。
楽しそうな、幸せそうな犬たちと飼い主たちを見ていて、ふと、思い出したことがありました。
この浅川を下って行くと、3kmほどで多摩川と合流します。そこにある「動物愛護相談センター多摩支所」のことです。
この施設でも人と動物との共生社会を目指して事業が行われており、犬・猫の譲渡や犬のしつけ教室も開催されています。でも、決定的なのは引き取り手のない場合には終末処理。以前そこで見た犬たちの姿が、ふとよぎってしまいました。
ドッグラン
利用時間 9:00〜17:00※年末年始及びしつけ教室等の開催時は休場します
場所 駒形公園内(市民プール東側)
駐車場 25台
問合せ先 日野市環境保全課 TEL: 042-585-1111(代)