花ちらちら春うらら
今年も去年と同じく咲き出しが早かった桜。
それでも去年は開花から、じりじりと咲き、のんびりと咲き続け、入学式には満開だったのですが、今年は早く、今週の日曜には散り桜となりピークでした。
平山の丘の上「平山季重神社」では毎年4月第一日曜日には地元の方が集まって小さいながらも和やかに祭礼が行われています。
神社の周りは桜。
去年はまだ満開とはいかず、おととしは雨、神社が新装されてやっと3年目にして最高の花見祭礼となりました。
散り際でもう時間の問題状態だったのが、翌日には突然の嵐も加勢してソメイヨシノは一夜にして花を散らしてしまいました。
それでも、山里の山桜はつぼみのまま嵐をやり過ごし、嵐の後のちょっとの日差しを楽しんでいました。
えてして、この種の桜はぱっと咲いて、さっと散ってしまうので、この週末には見事な若葉桜になってしまうことでしょう。
日野の名産梨畑も今花盛り、夏の楽しみはこの花から始まります。
でも、この梨の花も寿命は短く、受粉を済ませれば、そうそうに摘まれる運命にあります。
これからは暖かい日差しを浴びて輝くのは丘陵の林。
名残を惜しむ遅咲き桜色を包むように若葉の萌え色が空と混じっていきます。
それも一日たりとも留まることなく。