春の匂い、日野バイパス開通から1年経ちました

 昨年の丁度今頃、日野バイパスが開通。
春の匂い
 この一年で、バイパス沿いにはどこの街にもあるようなファミリーレストランやコンビニの看板が随分と増え、田んぼだったところにもマンションが建設され、ちょっとだけでも見えていた富士山も隠れるようになってしまいました。


 このところ雨が降ることが少なく、春を待つ草、木、花、はいかがなものかと、少し心配していたところ、さっと、夜半に降った雨。
 朝方には陽もさし、その様子は少し黒くなった土に、でも、それによりもふっと鼻をくすぐったのは春の匂い。
 そんな匂いに誘われて、ふらっと行ってみたくなったのは川辺堀之内。
春の匂い
 バイパスが通る川辺堀之内地区には駒形という地名が残り、偲ばれるように、かっては馬の産地であったということ。
 鎌倉時代から使われていると言われている古道も、このバイパスと並行するように残っています。
 川辺堀之内地区でもこれから先、八王子の北野を経て高尾へと続く幹線道路が建設されることになっています。
 また、それと合わせて区画整理事業が開始されることになっており、かろうじて残っていた、かっての田んぼが広がっていた日野の風景を彷彿させる景色も、なるたけ、自然環境に配慮して事業が行われたとしても、それは幹線バイパスに沿った一等地。
 ここののどかな様子も数年で見納めになるのかもしれません。