男はつらいよ

今日、4月24日からゴールデンウィーク最終日5月6日まで日野宿本陣では端午の節句にちなんで、佐藤彦五郎誕生祝いの関羽像をはじめ、各種五月人形や吊し雛などが飾られています。

男はつらいよ

男はつらいよ
男はつらいよ
男はつらいよ
佐藤彦五郎誕生祝いの関羽像

同様に、三月には雛人形が飾られる「雛祭り」も開催されているのですが、華やかさではやはり「雛祭り」に軍配。
そして、女性陣に人気があるのも雛人形。
同じ屋敷に飾られていても、方や何げにぱっと明るいのに比べて、厳かで緊張感があり渋い、と言えば聞こえはいいものの、地味な飾りであることは否めません。
でも、身の丈もあるほどの鎧兜やとても普通の家には飾れない五月人形はすこぶる魅力的なのです。
むしろ、雛人形よりこちらの方がこの建物には似合うと思うのはひいき目のなせる技。
わざと天気の悪い日などに、じっくりと本陣の建物の気配を感じながら、眺め入るとかなり趣きがありそうです。
現実は、雛祭りには、初日から大勢の見学者が訪れるのに、端午の節句初日の今日はまばらでした。
会期も雛祭りは一ヶ月ほどあるのに、端午の節句はその半分です。
しかも、5月12、13日は「ひの新選組まつり」で多くの来客者があるのは予想されているのに、その時には、何の飾りもなく、本来の本陣の姿をご覧になっていただく為なのか「端午の節句」はその一週間前に終了。
考えてみると、今回の飾りの中には、この本陣の持ち主でもあって、新選組の生みの親、近藤勇とは義兄弟の契りを結び、土方歳三の姉のぶを妻としていた、佐藤彦五郎の誕生祝いの関羽像もあるのだから、新選組とも関係ないとも言えないし。
ともかく、男はつらいのです。