出番待ち
高幡不動尊のあじさいまつりは来週から。
元旦から催し物が続いていた高幡不動尊もつかの間の休息です。
5月の始めには、まだ頼りない新芽が柔らかく包み、やさしい色あいだった高幡不動尊の山も、すっかり色を落ち付かせています。
その林間で次の主役たちが、おこたりなく準備を整えています。
先陣を切るのはやまあじさい。
降りしきる雨が霧になって覆う日、薄暗いあじさいの路を歩いてみると、濡れて艶やぐ葉を舞台に派手にではなく、早くも小さくひっそりと花を見せています。
今年は暑さと寒さが順繰りにやって来て、どうやらあじさいもこのままで行くと、すんなりと咲いてはくれず、いつ頃が見ごろだとか、まだ咲かないだとか、気をやきもきさせてくれそうです。
思えば、桜の時も同様でした。
桜はそのおかげで随分と長い間楽しむこともできました。
さて、あじさいはいかがとなりますやら。