村上敏明と歌う「第九」、歓喜大盛況
クリスマスイブの24日、日野市民会館で、公募参加の市民のみなさん260名余りと日野出身のテノール歌手村上敏明さんらと歌う「第九」演奏会が満員の観客と共に開かれました。
この演奏会はやはり公募で集まった「ひの第九実行委員会」のみなさんが4月から準備をされたものです。
午後2時から始まる演奏会を前に、会場である市民会館はいつもとは違った雰囲気。
演奏会の出場者はもちろんですが、観客もタキシードを着込んだ姿も見られ、開演を待つホールのざわめきも華やいで聞こえていました。
テノールの村上敏明さんは日野の出身。
旭が丘小学校から四中、そして日野高校と出身というよりは、まさに日野っ子。
日本を代表するテノール歌手で、藤原歌劇団所属。
これまで国内外のコンクールで多くの優勝、入賞を果たしている実力者で、2007にも5月には「第13回フランチェスコ・アルバネーゼ国債声楽コンクール」、9月には「第9回マダム・バタフライ世界コンクールで」で優勝されています。
村上さんは今までもチャリティコンサートなどで、たびたび日野で歌う機会を作ってこられましたが、今回の「第九」演奏会は規模も観客の数においてもまさに凱旋といっては失礼になるでしょうか。
この日のために約6ヶ月にも及んだ練習を重ねてきた市民の皆さんが登場すると、観客からは大きな拍手。
クライマックスの合唱の歌声が響くと、ホール全体が共鳴。言いようのない一体感に包まれていました。
演奏が終了すると感極まった表情で観客席の天井を見上げている方も見られました。
村上敏明と歌う「第九」
出演:
村上敏明(テノール)、堀内康雄(バリトン)
佐藤美枝子(ソプラノ)、森山京子(アルト)
指揮者:
北原幸男
TAMA21交響楽団
公募合唱団員約260人