写真パネル展「豊田・多摩平の100年」開催
豊田駅南口に着いた昭和天皇・皇后(昭和46年6月)
現在は日野市豊田となっていますが、江戸時代には豊田村。
豊田は「とよだ」と呼びます。
多摩川の支流、浅川にそった低地では「豊田」の地名の由来となる稲作、現在は「多摩平」と呼ばれている台地部では主に畑作を行ない、恵まれた湧水と共に人々が長い歴史を刻んできた地域です。
明治後期、村民自ら鉄道駅誘致をし、また、同時期には水田の耕地整理事業を行っています。
昭和30年初頭、JR中央線豊田駅を境にして、北側台地には戦後の高度成長期の要請から、多摩平団地の開発が行われました。
「多摩平」の地名はこの時生まれています。
その多摩平も開発からすでに60年あまり。当初の団地も建て替えを経て新しいまちへと変わりつつあります。
一方、豊田の中心であった駅南の農村部も近年の区画整理事業により、田んぼは瀟洒な住宅地となり、横切るように国道20号バイパスも建設中、駅前には高いビルが建設され、大きく変貌している最中です。
このように日野市内でも、江戸以降、時代を映す鏡の様相を見せ続けている豊田地区。
昨年、市民の皆様から提供があった古い写真や映像が、日野市新選組のふるさと歴史館で特別展「豊田のむかし」として紹介されましたが、できなかった写真も多数あります。
これらに加え、今回は「また見たい!」というリクエストが多い、2014年企画展「多摩平写真日記」と2018年企画展「ガラス乾板からよみがえる100年前の豊田の風景」からの写真も展示。
さらに、来年2月に開業120周年を迎える豊田駅にもスポットを当てた、蔵出し写真パネル展が開催されます。
会 場 | 多摩平の森ふれあい館 1階と3階ロビー 日野市多摩平2丁目9 駐車場併設 |
会 期 | 9月2日(水)~9月30日(水) |
時 間 | 9:00 ~21:30(多摩平の森ふれあい館の開館時間に準ずる) 但し、最終日(9月30日)は14:00 終了 |
お問合せ | 日野市郷土資料館 TEL:042-592-0981 http://hino-museum.jp/ https://twitter.com/hino_museum museum@city.hino.lg.jp |