土方歳三の足跡を訪ねる道

歳三幼少期のエピソードを思い浮かべながら歩くと、今にも「歳三少年」が飛び出してきそう、そんな雰囲気。ここは「新選組副長・土方歳三のふるさと」なのです。

コース多摩モノレール万願寺駅~(1)とうかん森~北川原公園(多摩川堤桜並木)~(2)石田寺~(3)土方歳三資料館~安養寺~万願寺中央公園~大木島自然公園~ふれあい橋~向島用水親水路~(4)高幡不動尊金剛寺~京王線・多摩モノレール高幡不動駅

万願寺駅

万願寺駅のホームの柱には「新選組副隊長土方歳三生誕の地」とモノレール開業の時から掲げられています。 2000年にモノレールが開業した時には駅前の「いなげや」もなく、甲州街道バイパスは工事中、石田大橋は橋桁がやっと立ったという状態で、閑散とした雰囲気に出現した駅でした。

土方歳三資料館、石田寺へ行くにも以前は高幡不動から徒歩を余儀無くされていましたが、それも解消され、新選組の史跡を訪れる人々にとっては馴染みの駅となっています。

1.とうかん森

土方一族により、江戸中期に稲荷大明神が祀られ、以後、代々守護神とされています。
歳三の生家はこの森から北東方向にありましたが、多摩川の洪水の被害にあい、現土方歳三資料館のある場所へ移築されたのだといいます。

北川原公園

北川原公園は浅川水再生センターの処理場上に造られた公園で歳三のふるさとを一望することができます。

2.石田寺

土方歳三の墓所があります。

3.土方歳三資料館

土方歳三の子孫の方々が公開している資料館です。第1、3日曜日に見学できます。

安養寺

田村山極楽院安養寺は、昔、武蔵の国に勢力を持っていた武士団・武蔵七党のうちの西党の一族・田村氏の居館跡とも伝えられています。
本尊の阿弥陀如来は平安時代の様式を持ち、東京都の重宝に指定されています。

万願寺中央公園

万願寺中央公園からふれあい橋への遊歩道は平成15年に行われた「新選組フェスタinひの」に合わせて整備されました。この道には「誠」をイメージしたベンチやモニュメントも置かれています。

大木島自然公園

遊歩道沿いに行くと左手に用水が傍らを流れる公園が大木島自然公園です。

ふれあい橋

浅川に架かる人道橋です。この橋の上から川を覗けば、夏は魚が群れて泳いでいるのが透けて見えます。また、冬、この橋からくっきりと富士を望むことができます。

向島用水親水路

ふれあい橋のたもとから取水されている向島用水路の流れにそって遊歩道が整備されています。

4.高幡不動尊金剛寺

高幡不動尊金剛寺は土方歳三の菩提寺です。境内には土方歳三、近藤勇を讃えた「殉節両雄之碑」と「土方歳三像」が立てられています。