ほっと一息、程久保のんびり
大学受験もいよいよ大詰め、都立高校の合格発表も済みました。多摩動物公園駅が最寄り駅となっている中央大学も春の入学式までのひと時は学生さんの姿もまばらです。多摩動物公園駅から大学へは七生丘陵の散策路を行き、トンネルを抜けると中大の校内となります。
ここは程久保です。高幡不動から多摩丘陵から流れ出した程久保川が作った谷間です。
多摩動物公園も多摩テックもこの谷に沿ってあります。川は下流から動物公園までは河川改修がされていますが、上流は今ももとのままの姿。
あたりの風景も、それまでは頭上を通っていたモノレールも方向を変え、空が高くなり、両脇の丘が近くなり、雑木林がぐっと迫ってきます。
地面に腰掛けてみると、もうほかほか、フキノトウも花を咲かせ始めています。
杉林の下には一株の白梅。大きく枝を伸ばしていっそうに杉の濃さを映えさせています。以前はここにも谷の水を集めた谷戸田があった気配。
のんびりしている傍らを、陸上部の学生でしょうか、サァッーと通り過ぎていきました。
後、一ヶ月には、程久保の明るい彩りが新入生を迎えてくれるはずです。