年の瀬二景
いよいよ2008年ももう終わり、このところ晴天が続き、ということは、朝夕の寒さも一段と厳しくなってきました。
冬至が過ぎ、落日も目に見えて北へと向かって進んでいます。
日野からはまだ富士山の左端に沈んでいるのも、後2週間も経つと、「ダイヤモンド富士」、ドーンと富士山めがけて沈みます。
丘陵の高台から夕暮れ天空ショー、金星が輝き空が闇に包まれると、下界には180度にきらめく夜景、この季節ならではの秀景です。
そして湧き水が多い日野。
寒さが増すと日陰のしみずでは、しぶきが凍り、氷にしみ出した水がちょっとした造形を見せてくれます。
朝方、「シモバシラ」の茎に真綿色の霜が衣を重ねているのを見つけることもできます。
寒さの中、それでも、昔は製氷所もあったほど寒かったことを聞き及ぶと、そんなことが想像もできないほど、今は暖かくなっているのですから、ちょこっと探してみるのもいいもんです。