「佐藤彦五郎新選組資料館」に行ってみた
4月23日、新選組のふるさと日野に新たなスポットが加わりました。
『佐藤彦五郎新選組資料館』です。さっそく出かけてみました。
佐藤彦五郎は甲州街道の宿場町だった、日野宿で幕末、最後の名主となった人物。と同時に「新選組」が生まれる前、近藤勇や土方歳三、沖田総司など、後の新選組に集った若者たちが、出会うきっかけを作り、また、その強力な支援者だったことで知られています。
この『佐藤彦五郎新選組資料館』は佐藤彦五郎の子孫の方が、当時やその後に伝承してきた資料を公開する場として開館された資料館です。
オープンのこの日、待ちわびていた入場者が、開館前から並び、普段は人の通りが多いとは言えない裏道が少し違って見えます。
『佐藤彦五郎新選組資料館』の場所は日野宿本陣の裏手にあります。とは言っても、甲州街道に面し、佐藤彦五郎の屋敷でもあった本陣屋敷の敷地はここまで続いていました。
資料館と本陣の建物との中間ぐらいには裏門があり、佐藤家にはその姿を写した写真も残されています。
公開されている展示物に眼をやると、土方、近藤、沖田などおなじみの名前が並んでいます。
中でも土方歳三が使用した鉄扇や近藤勇が佐藤彦五郎に譲った単筒など、これまであまり外部で展示されたことのない資料もあり、ファンはもちろん歴史に興味がある方にも一見の価値があるもの。
まだまだこれは残されている物のほんの一部だそうで、順次展示内容を変えていかれるそうです。
「ひの新選組まつり」に合わせて、『佐藤彦五郎新選組資料館』では、土方歳三と近藤勇の肖像写真の展示が行われたりしました。