川の流れに身をまかせ
7月の終わりにやって来た台風。日野市を流れる多摩川も浅川もいつもとは表情を変え、濁流が渦巻き、上流からは一抱えもありそうな木がどっぷん、どっぷんと流れていました。浅川の駒形の渡しの船着き場も流されたのはおまけでしたが。
3日後くらいの間には茶色だった水がだんだんと緑色、そしてうす青色に変わり、川底の石もいつもの苔色がすっかりと洗いながされ、ピカピカ。川岸に置き去りにされていた、「人ゴミ」もきれいさっぱりどこかへ流されてしまい。奥多摩あたりの清流がそのままやって来たといった趣きでした。
全く、自然の浄化作用はすごいもの、年に何回かの大水があることによって、リセットされるのですから。
この台風の後、暑い日が続いています。川の土手は夕方ともなると涼を求める人たちが散歩がてらやってきます。日中でも、水の中は天国。浅川の「ふれあい橋」付近、ここでは川岸まで降りられ、しかも浅いとあって子どもの水遊びにぴったり、大人は今はやりの足湯ならぬ、「足川」をしてみたり、もう、浅瀬で寝転んだりしちゃったりと、みなさん思い思いに過ごしています。