春。梅の路を歩く

道案内
百草園駅から高幡不動方面へ、ほどなく左手に百草園へ入口を示す看板があります。ここからだんだんと坂道になります。
最後はかなりの急勾配、この坂は江戸時代まで百草園の場所にあったお寺、松蓮寺の名前から松蓮坂と呼ばれています。松蓮寺も江戸時代、景勝の地として知られていました。
百草園
百草八幡神社
百草台公園
丘陵の樹林を生かした公園です。規模はさほど大きくありませんが、急な階段を上がった頂上からの見晴らしが良く、都会方面までの見晴らしがききます。春になると桜、林の間には山野草が咲き、いろいろな生きものに出会うことができます。
三沢配水場(給水塔)

道案内
百草園からこの三沢配水場までの道筋は、丘陵の尾根を多摩動物公園まで続く日野市の七生丘陵散策東コースの一部です。三沢配水場で七生丘陵散策東コースと別れ、眼下の景色を楽しみながら高幡不動へと下ります。
高幡不動尊
道案内
高幡不動尊の玉垣に沿って進みます。この道は旧稲城往還といわれている道です。道すがらには小さな金剛寺旧跡公園、獨地蔵尊や文永の板碑など歴史を刻み続ける史跡もあります。南平はもと武州多摩郡平村といい、昔、平家の一族が住み着いた土地だといわれています。道に並ぶ大きな屋敷の表札にも「平」姓が多く見られます。
南平という地名は八王子市の多摩川沿いにやはり平と呼ばれる村があったため、南にある平村から名付けられました。
富士見公園・ほほえみ公園
小さな富士見公園下の斜面は梅の園。紅白の梅が覆い、その向こうに南平、そして浅川方面が一望できます。
ほほえみ公園下も梅林です。公園脇の階段は梅のトンネルです。
南平駅
大正15年(1926)4月28日 、玉南電気鉄道の「南平駅」として開設されました。玉南電気鉄道は府中と八王子を結ぶ鉄道として敷設されましたが、同年12月には京王に合併され、昭和3年からは八王子と新宿の直通運転が始まっています。