新選組のふるさとを訪ねる道

幕末、甲州道中日野宿は新選組と共に時代を歩みました。新選組に参加した者、そして彼らを後背から支えた人びと。時代を超えて、その想いは今へと伝わります。

コースJR中央線日野駅~(1)宝泉寺~(2)八坂神社~(3)井上源三郎資料館~(4)日野図書館~(5)日野宿本陣~(6)大昌寺~(7)新選組のふるさと歴史館~JR中央線日野駅、多摩モノレール甲州街道駅

日野駅舎

農家風とも民家風ともいわれる駅舎は昭和12年、中央線が電化複線化された際、豊田寄りにあったものが新国道(現甲州街道)に面した今の場所に新築されました。

1.宝泉寺

新選組六番隊長井上源三郎の墓所です。

宝泉寺の山門は旧甲州街道に面しています。この先、坂を少し上がったところに「西の地蔵」があります。
ここまでが日野宿でした。

2.八坂神社

日野宿の鎮守で、近藤勇らが奉納した剣術額があります。

3.井上源三郎資料館

井上源三郎の子孫の方々が公開している資料館です。第1・3日曜日に見学できます。
井上源三郎資料館がある辺りを北原と言い古くからの家が多い場所です。古い場所故か、小さな路地へ入りこむと用水から引き込まれた小さな流れがあったり、多くの家の庭にはお稲荷さんが祀られているのが見えたり、ちょとしたタイムスリップする気分が楽しめる所です。資料館がある道も北原道といいます。この道は甲州街道の道筋が現在のようになる前の甲州への道だったと考えられています。はす向かいの欣浄寺角には眼の病に効くという唐辛子地蔵があります。

4.日野図書館

日野宿本陣はす向かいにある白い建物は日野市立日野図書館です。ここに問屋場・高札跡の碑が立っています。2階の展示コーナーでは幕末関係の資料も公開されています。

5.日野宿本陣

東京都で唯一残る本陣の建物です。平成17年4月、「新選組のふるさと歴史館分館」として開館しました。新選組のものがたりはここから始まりました。

6.大昌寺

新選組を物心面から支えた日野宿の名主、佐藤彦五郎の墓所があります。

7.新選組のふるさと歴史館

平成17年12月10日開館。開館記念特別展「新選組誕生」が5月28日まで開催されます。新選組が活動した幕末からその後の民権運動まで激動の時代を紹介。