「日野ばやし」も響く、八王子まつり
日野は知らなくても、八王子、そして立川と聞けばわかってもらえるので、「日野って?」と尋ねられれば、「八王子の隣で、立川もすぐ、国立も2駅だし、サンリオのある多摩市も自転車でいけるよ、多摩動物公園だってあるし」。
そもそも行政区があるからわかりにくいのですが、それは明治時代になってからのお話。
もっと緩やかに、広くお互いに行き来をしていた時代を今も受け継いでいるのが、「お祭り」です。
8月の最初の週末は、「八王子まつり」。
今年は2日、3日、そして今日4日が最終日。
旧八王子宿甲州街道3.7kmが会場。3日間に渡って各町内から山車が繰り出します。
そこに日野での祭礼時はもちろん、正月から時あるごとに、はたまたNHKののど自慢にも登場した「日野囃子保存会(日野ばやし)」も招待され、毎年居囃子舞台で演奏を披露しています。
次々と巡ってくる、地元の山車。
一年に一度のお祭りで、山車上での各町内のお囃子も最高潮。
「日野ばやし」の舞台は一坪程度。
それに引けを取らず、ある時には2台の山車に挟まれて、むしろ圧倒するくらいに掛け合う「日野ばやし」。
見なきゃ、聞かなきゃ、と言ってしまえば、もともこもありませんが、熱い演奏。
それでなくても、盆地で暑かった八王子は、ますますこのごろは暑さのるつぼ。
でも、山車が繰り出される夕方には、山の方からサーっと涼しい風が吹き下ろします。
「日野ばやし」の舞台は八幡町、織物会館のはす向かいです。