熊野神社
創建の年代はよく判っていません。棟札に明和9年(1773)に再建とありますが、『新編武蔵風土記稿』には「永禄(1558~1570)のころ平山村と平村との間に、熊野堂山云あり」、と書かれており、そのころには熊野権現が祀られていたと考えられています。
場 所 | 日野市南平8-11-19 |
交 通 | 京王線南平駅下車徒歩10分 |
祭 神 | 伊邪那岐命(いぎなぎのみこと) 伊邪那美命(いさなみのみこと) |
例大祭 | 9月第1土曜・日曜日 |
宮 司 | 梶原正統(八幡神社−八王子市元八王子町−) |
もともとは現在の位置よりも、少し上、熊野堂と呼ばれていた谷戸にありましたが、昭和47年(1972)、台風の被害にあい、裏山が崩潰する危険が起こったため翌年、現在地に遷座しました。
境内に小さな祠が祀られています。蚕影(こかげ)社といい、昭和49年、ここに移される前までは南平の個人宅に祀られていたものです。
養蚕の守護神である筑波にある蚕影神社を明治維新前後勧進したもので、当時、養蚕が盛んだった村の姿が浮かばれます。