新選組のふるさと『歴史の道ウォーク』開催
新選組副長・土方歳三は、京都へ赴いていて2年後の慶応元年(1965)と慶応3年の2度にわたって、江戸へ隊士募集の為に帰り、故郷日野にも立ち寄っています。
慶応元年(1965)の際には、義理の兄でもあり新選組の支援者でもあった日野宿名主、佐藤彦五郎とともに、日野宿から多摩川を上流に一里ほど行った平(たいら)村(現八王子市平町)を訪れています。
近年発見された佐藤彦五郎日記によると4月17日に行ったこの訪問の目的は、平村に祀られている東照宮の参拝であったことが記述されています。
今回のウォークでは、日野からこの平村へと歳三や彦五郎が参拝した道をたどります。
大蔵院から見た平町
日野から平村へと通じる道は、「東光寺(とうこうじ)道」とも「拝島道」とも呼ばれていた古くからの道です。
この道に沿って流れる日野用水は江戸時代前には開削され、以来、400年以上も日野の米作りを支え、今も町を流れ続け歴史を見続けています。
この用水がなかったら、もしかしたら、日野宿も生まれていなかったかもしれず、そうなれば彦五郎も歳三もそして新選組も・・・。歴史には登場しなかったかもしれません。
この水の流れに沿って参拝に向かった歳三。平村の東照宮で何を祈り、何を誓ったのでしょうか。それは函館で戦死する4年前のことでした。
今回の『歴史の道ウォーク』は日野新選組ガイドがご案内。
時は同じく春、新緑が眩しくなり始めた同じ景色をたどりながら歩きます。
『歴史の道ウォーク』
ー土方歳三や、佐藤彦五郎も歩いた東光寺道から日野用水の歴史を巡るー
開催日: 4月12日(土)、13日(日)の2回 小雨決行
募集人数: 両日とも30名(先着順)
集合場所: JR日野駅
集合時間: 9:30
解散時間: 15:30頃JR日野駅
費 用: 600円(バス代金、保険代他)
当日持参品: 弁当、飲み物、雨具
参加方法:
FAXまたはメールで住所、氏名、TELと参加希望日を記入の上日野市観光協会へ
(定員オーバー時にはご連絡さし上げます)
問合せ・参加申し込み先:
日野市観光協会
TEL: 042-586-8808 FAX: 042-586-8961
主 催: 日野市観光協会
催 行: 日野新選組ガイド部
コース
9:30 JR日野駅集合
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↓ 東光寺道 日野用水
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10:00 よそう森公園
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10:25 水車堀公園
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10:40 東光寺の石碑(石橋碑と大坂碑)
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↓ お茶屋の松跡
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11:15 日野用水改修記念碑、石川堰水門
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↓ 築地河原、八石下広場(多摩川堤防を歩く、武州一揆戦場跡)
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12:00 平町公民館
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↓ 昼食、日野用水取水口平堰、「平の渡し」跡
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13:00 平町の東照宮(家康公より拝領のご神体、御宮殿遺構、灯篭)
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13:50 大蔵院
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15:00 宇津木台中央バス停
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↓ バス
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15:30 JR日野駅解散(解散後、日野宿本陣を見学希望される場合はご案内します)
※ 平町東照宮は一般に公開されていません。
4月12日(土)、13日(日)ウォーキング参加者のみの参拝となります。
※帰りは路線バスを利用します。徒歩は約6kmになります。