実践女子学園香雪記念資料館
「 知られざる女性画家たち－江戸から大正期のもう一つのまなざし－」展を開催

下田歌子が創立して以来、長年女子教育に携わってきた実践女子学園。
実践女子学園香雪記念資料館では、1999年の設立以来、女性が描いた作品の収集・調査・研究に努めています。
歴史的に見ると、さまざまな立場の女性たちが絵筆を執ってきました。
しかし、女性によって描かれた作品は、未だ充分に美術史的・社会史的に検証されているとは言いがたいのが現状です。
社会で活躍する女性たちの数が飛躍的に増えている現在、香雪記念資料館では女性が描いた作品を単に発掘・顕彰するだけでなく、女性たちの社会活動や文化活動の歴史から学んだことを、今日そして未来の女性たちへ向けてのメッセージとして発信しています。
この香雪記念資料館所蔵品による女性画家作品の特集号が美術雑誌『國華』1397号（2012年3月刊行）で編まれました。
『國華』は岡倉天心らが創刊した伝統ある雑誌です。
これを記念して、『國華』所載作品を中心に、同時期の関連作品を併せて展示している「知られざる女性画家たち－江戸から大正期のもう一つのまなざし－」展が開催中です。

「 知られざる女性画家たち－江戸から大正期のもう一つのまなざし－」