福豆は1t

これ以上ない快晴に恵まれた、今年の節分。
恒例、日野の高幡不動尊の節分式に参加された人出は3万2千人に上りました。
五回豆まきが行われますから、単純計算すると一回あたり、6千人以上の方が豆を求めたことになります。

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さすがに傘を広げる強者はいませんが

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松平健さんとお馴染みつのだ☆ひろさん
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一面きな粉
福豆は1t

震災による被害を受け、修復された法輪が金色に輝く五重塔の下まで、さすがに、その距離では豆を受けることはできないので、きっと、次の回を待つ人たちでしょう。
それは「これまで見たこともない」、という人の多さでした。
晴れたから?、それともやはり、昨年の震災の影響から?。
なんとも言い難いところですが、確実なのは、豆を撒くタレントの一人に松平健さんがいらっしゃったことも、大きそうです。
失礼ながら、宝輪閣の上から豆を受ける方々の様子を伺うと、だいたい見当が付くものです。
数年前、大河ドラマで新選組が放送されていた年、土方歳三役の山本耕二さんがお見えになり、その時にもそうでした。
用意された豆は1t。
「福は内!、福は内!」のかけ声とともに、無事に待つ手に届いたのは、どれくらいでしょうか。
入れ替え戦ではありませんが、毎回ごと、人がまばらになる時に見ると、地面はきな粉色。
風呂敷を広げたり、ビニール袋を頭上に掲げたり、とあの手この手で福をかき集めようとしてみても、なかなかどうして、簡単には行かず、大半はこぼれているようです。
滑っては危ないと、アルバイトの職員がその度ごとに掃き集めています。
その量はかなりなものと、見受けられます。
豆まきの最中、お馴染みさんたちは同時に行われているだるま市へ顔を出します。
売り手さんたちの駆け引きを楽しむ、というか、つまりは値切るにも、ゆっくりとできるとというもの。
何せ、豆まきが終わると、どっと人が押し寄せるのですから。
ずらり、と並べられた大小のだるまたち。
みんな目を閉じて、じっと豆まきのかけ声を効きながら、「福は偶然に頼って他人の分までやみくもに集めるものでは無いぞ」、と諭しているかどうかは、判りませんが、だるまの目を開けるように、福豆も一つひとつ確実に手に入れた方がよさそうです。