今年はりんごも当たり年
10月3日から百草は倉沢の萬蔵院台でりんご狩り始まりました。
りんごのためなら、高い所もへっちゃらです
こういうのって楽しい
これは紅玉、陽光も今年は色鮮やか
この大きいのは誰のもの?
毎年楽しみに来ています
百草倉沢は南には多摩ニュータウン、西には住宅地、東を見れば聖蹟桜ヶ丘のビルが見え、とっくにどこにでもある新興住宅地に変わっていてもおかしくはなかったはず。
なのに、ここには今でもぽっかりと丘陵の里山がそのまま残っているのどかな場所。
萬蔵院台と呼ばれる台地に上がれば、6つのりんご園があり、初秋に毎年、りんご狩りが行われています。
今年の初日は10月3日、朝から青空が見え、こいつぁ、始めから縁起がいいわい、と思ったのもつかの間、開園時間に合わせたかのように、ざざぁっ、と雨が降り出す始末。
列を作って待っていたお客さんは、ともかくとして、それからの出足はぱったり。
お昼からは、天気も持ち直したものの、出鼻をくじかれた格好で、曰く、「天気を恨んでもね」。
翌日、日曜日は昨日のうっぷんを晴らすかのように、まさしく快晴。
りんご畑からは、終日、賑やかな声が響き渡っていました。
今年の作柄は?
気になるところです。
一昨年は虫にやられてさんざんだった、今年の夏は夏らしい日がなかった、そんな不安を吹き飛ばすように、「今年は当たりだよ」。
「こんなに赤くなったのは、ここ数年で見たことがない」、「歯ごたえもシャキッとしていて」と、どこの園でも教えてくれました。
ご相伴にあずかると、なるほど、と納得。
これで、りんご狩りも体験できて、もちろん、摘みたてを味わえるとなると。
「また来週も来るね」のお客さんの気持ちにもうなずけるというものです。
さて、ここでにわかに心配なのは台風。
今週半ばにやって来るという、巨大台風。
これがササッとうまく通り過ぎてくれれば、台風一過、すっきり青空といっしょにりんご狩り、になるはずです。
近ごろ、「散策に訪れる人も増えてきたよ」、という百草倉沢周辺です。
ちょうど、今、りんご園の下の谷にある谷戸田は黄金色、稲刈りの時を迎えています。
りんご園の周りではコスモスが、秋を運ぶ風に揺れています。
稲刈りが済めば、少しずつ、葉はやわらかな色に変え、雑木林では冬支度の始まりです。
りんご狩りのチャンスまだまだあります。
のんびりと、初秋の一日、里山散歩に出かけて、お土産は自分で穫ったりんごなんて、どうでしょう。
もうすぐ稲刈りです。石坂ファームハウスではこの田んぼで米作り体験もしています