展覧会「山水への憧れー女性画家の作品を中心に」と公開講座のお知らせ

 実践女子学園香雪記念資料館で展覧会「山水への憧れー女性画家の作品を中心に」が開催されています。
 資料館の所蔵品の中から、江戸時代中期から大正時代の女性画家たちが山水を描いた作品を中心に展示しています。
 本展では、6人の女性画家の描いた山水画作品を紹介しています。


山水への憧れー女性画家の作品を中心に
 大雅の妻、池玉蘭や文晁の妻、谷幹々らをはじめ、女性画家たちはみな教育のある家庭で育ち、中国文化に憧れた儒者や南画家との交流がありました。
 中国の文人たちが理想とした山水画の世界は、文人である男性を中心とした世界観の表現でもありましたが、日本の女性画家たちの視点からとらえ直すことが出来るのも展覧会のみどころのひとつです。
 また、明治や大正に描かれた作品も出品されており、山水画を描く伝統や山水があらわす理想の世界観が近代まで脈々と受け継がれたこともわかります。
 会場には画帖のような小さな画面から、六曲一双屏風という大きな画面に描かれた山水画が並んでいます。

 小さな画面に描かれた山水の広々とした世界、大きな画面に描かれた山水の中で文人たちが清遊する様子をご覧いただき、山水画の奥深い世界をお楽しみ下さい。
―会期―
平成19年11月1日(木)〜12月21日(金)
11:00〜16:00
(土・日・祝祭日を除く。ただし、常磐祭期間は開場)

実践女子学園香雪記念資料館 平成19年度公開講座
指墨に遊ぶ―指と墨で画を描いてみよう―

 今回の展覧会に関連した公開講座が2回にわたって開催されます。
 実践女子大学に興味のある学生の方はもちろん、美術、書道に興味のある方、近隣にお住まいの方など、ご家族皆様でお誘い合わせの上、参加されてはいかがでしょうか。

 

 

 

  

 

 

 

  

第1回  小学生から大人の方まで、楽しく自分の作品を作りに挑戦。指に水墨をつけて絵を描く「指頭画」のワークショップ。
日時 平成19年12月1日(土)
13:00~15:00
内容 指頭画実技講習
講師:出光美術館
学芸員:笠嶋忠幸
参加費 無料
開催場所 実践女子学園香雪記念資料館(実践女子大学内)
実習室(香雪記念館1階102)
第2回 日本と中国の「指頭画」に関するレクチャー及び開催中の展覧会「山水への憧れー女性画家の作品を中心にー」出品作品に関するギャラリートーク。普段美術に触れることのない方にでも十分楽しめる内容となっています。
日時 平成19年12月8日(土)
13:00~15:00
内容 講演・「山水への憧れ」展ギャラリートーク
1.講演「中国絵画における指頭画について」
  講師:実践女子大学 文学部教授 宮崎法子
2.講演「日本絵画における指頭画について」
3.展覧会出品作品に関するギャラリートーク
  「山水への憧れ」(当日開催中の当館所蔵品展出品作品の解説)
  講師:実践女子学園香雪記念資料館館長 仲町啓子
  (実践女子大学 文学部教授)
参加費 無料
開催場所 実践女子学園香雪記念資料館(実践女子大学内)
展示室1・2(香雪記念館1階106・107)
申込み 定員15名
両日参加できる方に限らせていただきます。
事前のお申し込みが必要です。

申込み方法

 実践女子学園香雪記念資料館までFAX、はがき、メールのいずれかによる事前のお申し込みが必要です。
氏名・住所・電話番号をご記入の上、下記宛にお申し込みください。
折り返し整理券をお送りいたします。
(メールの場合は、件名に「公開講座申し込み」とご記入ください。)
お申し込み・問合せ先:
実践女子学園香雪記念資料館
〒191-8510 東京都日野市大坂上4-1-1
TEL:042-585-8489 (月~金10:00~16:00 土:10:00~13:00)
FAX: 042-589-7225
e-mail:kosetsu@jissen.ac.jp