2007 初日の出も初詣も、今年はスッキリ好天
天気予報では、ちょっと無理と報じられていましたが、元日の夜明けは東に低い雲が少しあったもののここ数年では一番の、「初日の出」を迎えられました。
訪ねてみたのは、「東光寺台地」と呼ばれる、標高100mほどの台地。数年前まではなだらかに北西へ向かって傾斜する台地は、全て畑。正月の凧揚げには絶好の地でしたが、土地区画整理が行われ、住宅が建てられ、様相は一変した場所です。
でも、台地に淵からの眺めは変わらず、以前には「東京夜景」という本で紹介されたこともあるほどです。
その眺望は、眼下に流れる多摩川を下流に追えば、その先には都心の高層ビル、その南には多摩丘陵が横たわります。条件さえ良ければ、北の遠くに日光連山、都心の奥に筑波山も望めます。
6時半を過ぎると、徐々に期待する人たちが集まり始め、50名近くの観客が「初日の出」を迎えました。
2007年の太陽が、雲の上に昇り始めたのは丁度7時、秒刻みで光は差す距離を延ばしていきます。
好天にめぐまれ、高幡不動尊も初詣の人並みで午前中から埋め尽くされました。元日の人出は12万5千人。
参詣の列は不動堂から山門の外へもが並び、不動堂の前では無心に祈りを捧げる姿、おみくじを覗き込み合う家族やカップル、合格を願い絵馬に向かう受験生、破魔矢や縁起物の「ほのほうちわ」が参道にも揺れています。
今年、2007年は高幡不動では街の玄関である、高幡不動駅のリニューアルが完成します。
京王線の駅と多摩モノレールの駅がビルでつながり、その間はショッピングモールになる予定です。
外観工事もほとんど終わり、この正月前からは、新しい姿を見せてくれています。