堀之内地区 田んぼはレンゲ、畑は黄色、何の花?
日野バイパスが横切る堀之内地区。
遥か、いにしえには、といっても1000年は前の話ですが、この辺りでは馬の生産が盛んだったと伝えられており、駒形の名も残る日野でも古くから人が住み続けている場所です。
ここ堀之内の浅川に沿った低地には「多摩の米蔵」と呼ばれた日野のこと、例にたがわず一面の田園が広がっていました。
でも、やはり住宅や道路に多くが変わり、それでもまだ市内ではまとまった田んぼが残っている場所です。
そして、毎年この田んぼはこの時期、レンゲに覆われます。
とはいってもここ2,3年は「あれっ、レンゲなくなったのかな」と思うほど、控えめだったのですが、今年は盛況。
この一週間くらいが見ごろでしょうか。
レンゲは自然に出てくるものではなく、レンゲをそのまま田んぼに鋤き込むと稲の生育にプラスになるので、農家の方がしっかりと種をまいているもの。
それも、秋、稲刈りをする前に種まきしなければならないとのことです。
ここの田んぼももう少ししたら立派な道路が建設される予定となっているので、もうすぐで見納めのレンゲです。
レンゲ時期になると冬野菜はもうおしまい。
大根、カブ、ニンジン、ブロッコリー、が育てられていた畑では収穫後の野菜たちが花を付けています。
ここには鎌倉時代からの古道も残っており、レンゲ見学のついでに畑をのぞきながらぶらぶら散歩していると思わず見とれてしまう光景にも出くわします。