いろいろ、いろいろ、ありました
残すところ、今年2012年ももうすぐお終い。
師走になっての土壇場で、世の中の情勢もいろいろ変わって、すごそこの来年もこのままいろいろありそうです。
一応区切りで、今年を振り返って見ました。
節分に過去最高の人出
2月3日に行われた高幡不動尊の節分会。
天気に恵まれ3万2千人もの参拝者は過去最高。
ゲストが松平健さんだったのも一因?
3月11日、日野市民の森ふれあいホールが落成。
前年当日に起った東日本大震災被害者への黙祷で始った落成式でした。
来年、平成25年開催の「東京国体」では、空手とボクシングの会場となります。
今年はそのリハーサル大会として、全日本空手選手権と全日本ボクシング大会が開催されました。
隣接する市民の森スポーツ公園はホッケーの会場となります。
遅かった春の訪れ
例年なら2月の終わりには満開状態となる、日野に春を伝えてくれる京王百草園の梅。
ところが、2月になってやっと福寿草が咲き出し、これは遅いかも、という予想通り、梅まつりが終わろうとする頃になって、やっと見ごろとなり、梅まつりも、延長。
でも、いつもなら早咲き、中咲き、遅咲きと順送りで楽しませてくれるところ、一気に百花繚乱、見応えがある「春の訪れ」となりました。
「梅は咲いたか、桜はまだかいな」と、桜も歩調を合わせて、10日位遅れて入学式が終わってから満開となりました。
多摩川の鮎遡上1000万尾以上
21世紀なってから下水道の普及に伴って、格段にきれいになった多摩川と日野で合流している支流の浅川。
ここ数年、右肩上がりで増加していた鮎の遡上が1000万尾を超えました。
遡上時には堰を超えようとする若鮎が銀鱗を光らせ、盛夏を迎えると太公望たちが河原に立つ姿も珍しいものではなくなりました。
日野を流れる用水にも毎年のように姿を見せ、街中の「アイドル」としてすっかり定着しています。
新選組まつりに爆破予告
一昨年、東日本大震災により中止となり、2年ぶりの開催となった、ひの新選組まつりには過去最多の参加者が集まりました。
いざ、新選組隊士パレードが開始され、最高潮を迎えるフィナーレへ向けてというタイミングで、会場ともなっていた煉瓦ホールへの爆破予告電話。
結局はいたずらだったと判明したものの、断腸の想いでパレードは縮小を余儀なくされました。
それに屈することなく、むしろ、意気軒昂で隊列を披露してくれた、全国から参集された「新選組の隊士」の心意気に励まされた記憶は強く刻まれ、末永く伝えられていくことでしょう。
消えた夏の風物詩
夏になると、日野を横断する浅川には一艘の和舟が清流に浮かび、川沿いにある市民プールへ通う人をゆったりと運んでいました。
プールに用がなくとも、散歩の途中、小さな手を引いたお母さん、中には犬は川を泳がせる強者もいました。
川面をそよぐ風は冷たく、ほんの数分の出来事でしたが、誰もを一瞬旅に連れ出してくれていました。
それは去年まで、今年、その運行が、財政難だからと、中止となりました。
再開の目処はありません。
変わるまちで舞うよさこい
真夏に舞うひのよさこい祭、会場となっているJR豊田駅北口多摩平は只今大変身への真っ最中です。
約半世紀前にできた団地群は建替えが進み、いよいよ本丸、駅からの昨年まではアーケードが続いていた商店街も一部を残して取り壊され、その地には再来年春、イオンモールが完成予定です。
今年は白い工事囲いの前での演舞となりました。
来年は建設工事を見ながら、そして再来年は完成したイオンモールも会場となるはずです。
ひっそりと消える日野の原風景
毎日暮らしていると、以外と見過ごしてしまうのが、近所の変わり様です。
見渡す限り田んぼが広がっていた日野の原風景も1日1日の変化の積み重ねで、もうその姿を想像することも難しくなっています。
去年から始った「堀之内地区区画整理」では、のどかに広がっていた田んぼが、2年のうちに宅地用地として整理され、稲穂をかすめて巡っていた地区のお神輿も、これからは住宅地の中を行くこととなるようです。
違う場所では、約400年前、徳川幕府によって制定された時のまま残っていた甲州街道の道筋が消えてしまいました。
青に輝いた五重塔
晩秋の日野に輝くのは「もみじ灯ろう」。
流行の派手なイルミネーションではなく、しっとりと暖かな灯火が高幡の街を照らします。
今年はその前哨戦ではありませんが、高幡不動尊の五重塔がブルーに染まりました。
世界糖尿病デーに合わせて、その活動に協賛したお不動さまのバックアップで実現しました。
「もみじ灯ろう」でも震災被災地宮古のみなさんからの作品も一緒になって灯りました。
共に、人の心も灯された高幡の光です。
日野の冬フェスタに銀河鉄道
イルミネーションイベント 「日野の冬フェスタ2012」では毎年、地元の学生さんや子どもたちのイルミネーション作品が飾られ、派手さはなくとも親しみある冬の楽しみになっています。
今年はここに、1日限定でミニSLが運行。
イルミネーションの作品を巡るように、光をまとったミニSLがニコニコの子どもたちを載せて疾走しました。
機関車から上がる蒸気は寒さでいっそう白さを際立たせ、闇に光るイルミネーションのかたわらを走り過ぎる様子はさながら銀河鉄道。
でもやっぱり宇宙の銀河は寒いのです。