ザクザクカブトムシ
梅雨が明けると、待ってましたとばかり、現われるのが「夏の虫の人気者」クワガタ虫。
日野で見かけるのは小さな小クワガタ、ヒラタクワガタに、ノコギリクワガタです。
コナラに集まったカブトムシたち とある場所1
クヌギに集まったカブトムシたち とある場所2
待っているのは、カラスも同様らしく、ある大ケヤキの下には、毎朝ノコギリクワガタが「何故」と思うほど「落ちて」いて、どうやらカラスが、獲ってきたものをこのケヤキの上を食卓にして食べているらしいのです。
中にはまだ生きているのもいて、労せずゲットできるとか。
クワガタに続いて出てくるのが、カブトムシ。
カブトムシがやって来る林の近くまで、住宅がせまっているところでは、見つけたカブトムシが、敷地内の木にとまっていて、そこにいるのに、他人の家に入ってまで採れない子どもたちがジレンマをかかえて右往左往、なんて話も聞きます。
逆に、勇気を出して入らせてもらえると、次からはだんだんと人数が増え、あげくの果てには大人まで参上する、といった笑えない話もあるようです。
ペットショップやスパーの催事場でも、「買える」カブトムシたち。
いる場所が判明すれば、簡単にそこへ「手に入れ」に行けばいい、という気持ちになるのも成り行きとして、わかります。
虫も子どもも野放図だった時代ではなくなりました。
とはいえ、まだまだいる所にはザクザクいるのが、クワガタやカブトムシ。
雑木林に分け入り、蚊の攻撃に耐え、やっと居場所を見つける「わきまえ」ている狩人たちは、乱獲にあうことを恐れて、その場所を、安易に教えることもなく、人に聞くこともありません。