菊日和
日野市の市花は「菊」。
只今、今年で39回目を迎えた「菊まつり」が高幡不動尊で盛況に行われています。
初登場!浦島太郎の菊人形は子どもたちも思わずのぞき込みます
おじいさんも大活躍です
菊と一口で言っても形も色もさまざまです
平成20年観光協会設立50周年記念に作られた、
新作菊、「日野の誠」、も登場。
細管(ほそくだ)の濃いピンク色の新種菊で花名は
「新選組のふるさと日野」にちなんで命名されました
11月は七五三の月、3日の文化の日は好天に恵まれ、境内には七五三のお参りのみなさんも多く、咲き誇った菊をバックに記念写真。
これからの土日も晴れることを願ってしまいます。
初夏に境内を彩るあじさいが終わり、夏の間は比較的、ゆったり静かな時間が流れる高幡不動尊も、この「菊まつり」の始まりを合図に、これから先「紅葉まつり」、と続き、その落ち葉が片付くのを待って、年末への準備が始まり、そのまま新年へと駆け足で日々が過ぎていくことになります。
この菊まつりは多摩地域最大規模で1500本もの菊鉢が並び、種類も多く、その満開時期も微妙にずれていて咲きますので、最終日の11月17日まで参拝者を楽しませてくれます。
でも今年は、ちょっと早目、だいたい例年、11月の2週目ごろになると、それまでつぼみで準備していた菊も、大きく開くのですが、「10日くらいは咲くのが早いんじゃないの」、と関係者のお話です。
見れば、今月末から見ごろになるはずの境内の紅葉もなにやら、いつもよりは色づきが早いような。
季節が少し急ぎ気味なのかもしれません。
今回の菊まつりから、見る人に親切な展示も始まりました。
これまでの「菊まつり」では、例えば、「ダルマ作り」など、菊の仕立て方には様々な種類があるのですが、愛好家のみなさんには周知のことでも、ほとんどの素人の観客のみなさんには、「いろいろな種類の菊があるようだけど、これまでにするのは大変そうだし、でも、よくは判らないけど、きれい」で終わっていて、それ以上の興味をくすぐられることが難しい展示だったところ、今年からは、わかりやすい解説板がお目見えしたのです。
鑑賞されているお客さまも、解説板を読んで、うなずき、いつもより関心を持たれてご覧になっているようです。