神明社(栄町)

創立年代は明らかではありません。武蔵七党の中の西党の祖、日奉(ひまつり)宗頼の子孫がこの地に住み、そして神明社の裏山に砦を構えていたともいわれ、大和朝廷時代から天照大神(日神)信仰と関係が深いので、その一族や子孫が神明社を祀った、という言い伝えがあります。

神明社
場 所日野市栄町5-19-13
交 通JR中央線日野駅下車徒歩15分
祭 神天照大神(あまてらすおおみかみ)
例大祭10月9日
春祭(祈念祭)4月15日
宮 司土淵眞佐子(八坂神社--日野市日野本町−)

他の説によれば、和田義盛が執権北条義時に敗れ、その残党がこの地に住み、伊勢神宮を勧請して、社を建てたともいわれています。和田義盛は、源頼朝の信任篤く、侍所の別当となり、平氏追討や奥州征伐にも偉勲をたて、左衛門尉に任官したり、伊勢国の守護職にもなって治績をあげた人物です。

現在でも神明社下の集落は和田姓の家が多く見られます。昭和50年(1975)大改修がされました。